関脇栃ノ心(31=春日野)の1場所での大関返り咲きが三たび足踏みとなった。2敗と好調の前頭8枚目朝乃山(25=高砂)に軍配差し違えの末に敗れた。復帰王手となる9勝目を挙げてからこれで3連敗。9勝4敗となった。朝乃山は11勝2敗でV争いの単独トップ。横綱鶴竜(33=井筒)は、大関高安(29=田子ノ浦)に敗れて10勝3敗。14日目に鶴竜が敗れて、朝乃山が勝てば、朝乃山の初優勝が決まる。その場合、18年初場所で栃ノ心が達成して以来の平幕優勝になる。

高安は8勝5敗で勝ち越しを決めた。

大関豪栄道(33=境川)は、前頭7枚目正代(27=時津風)を押し出して9勝4敗。正代は8勝5敗。

人気力士の前頭2枚目遠藤(28=追手風)は、関脇逸ノ城(26=湊)に小手投げで敗れ5勝8敗。逸ノ城は4勝6敗3休。

優勝争いは2敗で朝乃山。3敗に鶴竜、4敗に栃ノ心ら4人。