米国大統領杯授与の際に、トランプ大統領の介添え役としてサポートした、審判委員の西岩親方(43=元関脇若の里)は、夢見心地の様子だった。

役目を言い伝えられたのは「夏場所に入ってから」と言い、大役には「指名されて光栄です」と笑顔で話した。控室で待機していると安倍首相、トランプ大統領と要人が続々と入室するシーンを思い出しながら「驚き、というか感動。感動しました。なかなか、見ることもできないのに、ましてや近づけることなど、ありませんから」と興奮冷めやらぬ様子で話した。

大統領杯授与の予行演習も「大統領と練習しました。そこでは『君が全て持つように』と言われましたが、いざ(本番)となると、大統領が持って、私は手を添えるだけでした」と裏話も明かした。

授与が終わると、トランプ大統領にポンと左肩をたたかれ、ねぎらわれた。「肩をたたかれて幸せです」とも。授与のシーンの映像や記事が世界中に配信されることに「相撲が世界中に広まってくれるといいですね」と目を細めていた。