小結朝乃山(25=高砂)は痛恨の黒星を喫した。立ち合い素早く御嶽海の左上手を取りながら、右を差せずにもろ差しの相手に胸を合わされて寄り切られた。

「踏み込んで上手も取れたけど、もろ差しを許したんで。もっと右を固めていけばよかった」。賜杯が遠のく3敗目に悔しさを隠せない。「悔しい。絶対の左上手が取れたのに攻められなかった。小結と関脇の違いを見せられました」と振り返った。