大相撲春場所の新弟子検査が29日、大阪市内で行われ、拓大4年の萩原光(22=鳴戸)が身長182センチ、体重114キロで体格基準を満たした。

父はトルコ人、母は日本人のイケメンハーフ。小3から高3までピアノを習い、中学時代にショパンの「ポロネーズ」を弾いて全日本クラシックコンクールで入選した異色の経歴を持つ。大学2年時に東日本学生体重別選手権100キロ未満級で優勝した実績を持ち「目標は2年で関取」と意気込んだ。

萩原を含めて元横綱大鵬の孫で中大4年の納谷幸林(22=大嶽)、三段目100枚目格付け出しでデビューする東洋大4年の深井拓斗(22=高砂)ら45人が受験した。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、春場所開催の是非が検討されている不安な状況だが、納谷は「やるならやるで、自分の相撲を取るだけ」と平常心を強調した。