大相撲春場所後に昇進した新大関の朝乃山(26=高砂)が、新社会人にエールを送った。1日、都内の部屋で稽古を行い、相撲は取らず四股やすり足などの基礎運動に終始。

この日から新年度が始まり、自身と同じように新たな人生を歩む新社会人に「いろんなことに挑戦してほしい。怒られることもあるけど、素直に聞いておくことが大事。そこで考えて修正すればいい。怒られる方が人生は良くなる」と進言した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、新大関場所となる夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)の開催は不透明だが、黙々と調整を進める。感染予防として普段から通っていたジムには足を運ばず、地下のトレーニングルームで体を鍛えているという。緊張感のある日々が続く中「毎日同じ生活になるので退屈だけどストレスはない」と穏やかな表情だった。