大相撲の横綱鶴竜(34=陸奥)が3日、夏場所(東京・両国国技館)の開催が2週間延期することを受けて「日々の稽古に励んで、やるべきことを準備して待つだけ」と、普段通りを強調した。

この日、日本相撲協会は両国国技館で臨時理事会を開き、5月10日に初日を迎える予定だった夏場所の開催を、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、2週間後の5月24日に延期すると決定。7月の名古屋場所開催も2週間延期すると発表した。協会は今後も情勢を注視しながら、通常開催、春場所に続く無観客開催、中止などを検討する方針を示している。

力士会会長を務める鶴竜は、3場所連続の休場明けとなった春場所では12勝3敗の好成績。横綱白鵬との千秋楽相星決戦に敗れ、7度目の優勝を逃したものの、綱の責任を果たした。