大相撲の横綱白鵬(35=宮城野)が3日、夏場所(東京・両国国技館)の開催が2週間延期することを受けて「世の中が新型ウイルスで厳しい中ですが、5月場所が中止ではなく延期になったということは力士として前向きに受け止めています」とコメントした。

この日、日本相撲協会は両国国技館で臨時理事会を開き、5月10日に初日を迎える予定だった夏場所の開催を、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、2週間後の5月24日に延期すると決定。7月の名古屋場所開催も2週間延期すると発表した。協会は今後も情勢を注視しながら、通常開催、春場所に続く無観客開催、中止などを検討する方針を示している。

史上初の無観客開催となった春場所で44度目の優勝を果たした白鵬は、初日までの準備期間が長くなったことを前向きにとらえ「私の場合は新しいけがや、古傷を治す時間を与えてもらったと考えて、夏場所に向けて体調を万全にし、1日1日頑張っていきたいと思います」と話した。