1敗を守ってきた3人全員が黒星を喫し、横綱不在の場所が混戦模様となったきた。

新入幕の東前頭14枚目翔猿は、佐田の海との激しい突き合いの応酬の末に敗れた。途中でまわしに手を掛けられたが、1回転してほどくなど軽快な動きを見せた。均衡を崩そうと右の蹴返しを試みるも不発。体勢を崩して突き落とされた。逸ノ城と初顔合わせとなった東前頭12枚目琴勝峰は、怪力相手に左上手を与えて豪快な上手投げに屈した。

勝てば単独トップに立つ大関貴景勝だったが、結びの一番で栃ノ心の立ち合い変化に足がついていかず、負けて2敗に後退した。

これで2敗に大関貴景勝、関脇正代、平幕の照ノ富士、霧馬山、高安、若隆景、阿武咲、琴勝峰、翔猿の9人が並んだ。