東前頭筆頭照ノ富士(28=伊勢ケ浜)が、西前頭筆頭隆の勝(25=千賀ノ浦)に負けて勝ち越しはお預けとなった。立ち合いで右を差せず、隆の勝の左のおっつけで上体を起こされた。左上手も取れず、隆の勝に右を差されて寄り切られた。一方的に攻められて「よくないね。作戦失敗。自分が弱かっただけ」と振り返った。

勝ち越せば、11月場所での返り三役へ前進する一番だったが「特にしていなかった」と意識はなかったという。7勝3敗で終盤戦へ。トップが2敗のため、2場所連続優勝へも力が入るが「いつも通りにやるだけです」と淡々と話した。