大相撲元大関で関脇の正代(31=時津風)が4日、今月8日初日の初場所(東京・両国国技館)に向けて東京・時津風部屋で稽古した。すり足や四股といった基礎運動で汗を流した後、幕下の吉井(19)との三番稽古を行った。土俵際で粘れず敗れた際には「あ~、もう!」と悔しそうに声を上げる場面もあったが、6勝2敗と終始圧倒した。稽古後の取材には応じなかった。

正代は自身5度目のかど番となった昨年11月の九州場所で6勝9敗と負け越し、大関からの陥落が決まった。大関陥落の翌場所となる初場所で10勝以上すれば、再び大関に特例復帰できる。【平山連】