八角理事長「決して引かなかった」琴奨菊の内容評価

琴奨菊(左)は逆転の突き落としを決め豊ノ島を下した(撮影・外山鉄司)

<大相撲春場所>◇7日目◇19日◇エディオンアリーナ大阪

 九死に一生を得た、大関琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)の関脇豊ノ島(32=時津風)との一番を、協会トップの八角理事長(52=元横綱北勝海)も、その相撲内容を褒めた。

 今場所初めて劣勢に立たされた琴奨菊の執念を「残ろう、残ろうと思っても決して引かなかった。土俵際で残れたのは、体調もいいということだろう」と、1敗を堅持した綱取り大関を称賛。敗れた豊ノ島の名前を挙げて「うれしいね、このような相撲を取ってくれると。この相撲だけでも、お客さんも来て良かったと喜ぶでしょう」と目を細めた。

 土俵下で審判長を務めた藤島審判部副部長(元大関武双山)も「絶体絶命でしたね。あきらめない気持ちで残した」と琴奨菊の心中を察した。さらに、場所後を見据えて「今日勝ったのが大きい、と言えるようにしないと」と残り8番への期待も込めた。