稀勢の里「いろいろ修正」連合稽古で13勝1敗

琴奨菊とのぶつかり稽古で仕切る大関稀勢の里(撮影・渡辺佳彦)

 3場所連続で綱取りに挑む大関稀勢の里(30)が3日、東京・江東区内の尾車部屋で行われた、二所ノ関一門の連合稽古に参加。一夜にして失地回復? を果たした。

 前日の横綱審議委員会による稽古総見では、横綱日馬富士に8戦全敗し、2大関との稽古を含め2勝10敗と散々な結果に。これには守屋秀繁委員長(千葉大名誉教授)も「(綱取りは)非常に難しい。期待できない」と酷評せざるをえなかった。当の稀勢の里は「(修正点は)分かっている」と話し、さほど意に介す様子はなかった。

 一夜明けたこの日の稽古では「師匠(友綱親方=元関脇魁輝)から『行きなさい』と言われて来た」という、一門外から出稽古に参戦した小結魁聖(29=友綱)に5連勝。西前頭9枚目の豪風(37=尾車)にも5連勝。再び魁聖を指名し、その最初の一番で寄り切られて以降は3連勝と、都合14番とって13勝1敗だった。

 稽古後、帰路につく際に取材に応じ「(稽古した2人は)普段(稽古相手のタイプとして)やってないから全然違います。大きい人(魁聖)小さい人(豪風)と順番でやっていったのはいいことだと思います」と稽古内容に納得した。

 さらに前日と比較し「きのうは良くなかった。そんな日もある。そこを修正し、しっかり手入れしてね。今日はいろいろ修正して、いい具合にはまって元に戻った」と独特の言い回しで自信回復を示した。前日の3人とは明らかに格が違うため、単なる13勝1敗の数字では計れないが、本人の「感覚」の部分で修正は出来たのだろう。

 この日は相手のケガの回復具合で見送られたが、二所ノ関一門の連合稽古2日目となる4日には、大関琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)との三番稽古が予定されている。「明日から(琴奨菊と)しっかり稽古してね。中途半端にやるよりガッチリやった方がいいと思います」と、初日までの調整法にも言及した。