豪栄道「今は何も考えられない」綱とり素直な気持ち

全勝優勝を決めた豪栄道は、八角理事長から賜杯を受ける(撮影・岡本肇)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇25日◇東京・両国国技館

 大関豪栄道(30=境川)が、14日目に決めていた初優勝を15戦全勝で花を添えた。大関琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)を寄り切った。

 「昨日の時点で正直、気持ちは切れてたんだけど、花道からはいつもと一緒の気持ちでやれました」と、優勝して緩んでいた気持ちを締め直していたことを明かした。

 前日に続いて、勝利後に館内は「豪栄道コール」に包まれ「本当にありがたかった。ありがとうございます」とファンに感謝。

 綱とりになる九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)については「正直、今は何も考えられない」と素直な気持ちを吐露。千秋楽の相撲が来場所につながるかどうかを問われると「来場所じゃなく、今場所最後をいい相撲で締められて良かったです」と話した。