春日山部屋の引退届提出力士の数人が復帰の意向

 大相撲の春日山親方(元前頭浜錦)の師匠辞任に伴い力士12人が引退届を提出した問題に対し、日本相撲協会の春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)は27日、数人の力士が復帰の意向を持っていることを明かした。

 19日の引退届提出後、同協会はこれを預かりの形で保留。12人に対し電話で危機管理部長の鏡山理事(元関脇多賀竜)が、意思を確認し「新しい師匠(追手風親方=元前頭大翔山)のもと、もう1回、相撲を取りたいという数名がいた」と春日野広報部長は説明。一方で引退の意思を貫き通している力士もいたという。当面は「今の状態を続けていく」と性急な結論は求めず、推移を見守るという。