正代は白鵬に圧倒される「ただただ、ビビった」

白鵬(手前)に引き落としで敗れた正代(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇初日◇8日◇東京・両国国技館

 横綱白鵬(31=宮城野)が、新関脇正代(25=時津風)を引き落とし、新年の第1歩を踏み出した。昨年夏場所の初対戦や本場所前の稽古で圧倒し、対戦前から相手の戦意を喪失させていた。

 正代は腰が引けていたことを認めた。昨年の夏場所で食らった、右の張り手を警戒。まともに当たることすらなく、押されて引き落とされた。「ただただ、ビビっただけです」と肩を落とすしかなかった。この日の朝稽古では、白鵬戦、天覧相撲に関する質問には全て「特に意識してないです」「いつも通りです」と平静を装っていたが強がりだった。天覧相撲の感想を問われるも「全然忘れてました」と頭の中は、白鵬のことでいっぱいだった。

 新関脇となり注目度は高まった。観客席から多くの正代コールを浴びるも「変に意識しちゃう」と渋い表情。「気持ちが弱いですね」と最後までネガティブだった。