日馬富士3勝目も右足太もも裏痛め「様子見てみる」

隠岐の海を下手投げで下した日馬富士は支度部屋で「宇良バウアー」の記事が掲載された本紙に手を伸ばす(撮影・松本俊)

<大相撲初場所>◇5日目◇12日◇東京・両国国技館

 横綱日馬富士(32=伊勢ケ浜)が、右足太ももの裏を痛めた。

 東前頭3枚目の隠岐の海(31=八角)を下手投げで下して3勝目を挙げたが、投げた際に「痛みが走った」という。「様子を見てみます。違和感がある」と顔をしかめ、やや足を引きずっていたが「大丈夫」と無事を強調。

 両足首や右肘に古傷がある満身創痍(そうい)の横綱は「みんな力士それぞれ痛みを抱えながら自分の責任を果たしている。お客さんあってこその相撲。温かい声、拍手が何よりの治療になる、力になりますから」と話した。