稀勢の里(30=田子ノ浦)が25日、横綱昇進伝達式をもって、正式に「第72代横綱」に昇進する。
主な横綱昇進時の口上は以下。
◆初代若乃花「横綱として恥ずかしくない相撲を取ります」(58年初場所後)
◆柏戸「横綱として恥ずかしくない成績を挙げるために頑張ります」
◆大鵬「横綱の地位を汚さぬよう今後も精進します」(ともに61年秋場所後)
◆北の富士「しっかり頑張ります」(70年初場所後)
◆輪島「横綱の名誉を汚さぬよう、より努力し一生懸命頑張ります」(73年夏場所後)
◆北の湖「栄誉ある地位を辱めないよう努力いたします」(74年名古屋場所後)
◆千代の富士「横綱の名を汚さぬよう一生懸命頑張ります」(81年名古屋場所後)
◆隆の里「一層稽古に励み、節制に努め、栄誉ある横綱を汚さぬよう努力、精進いたします」(83年名古屋場所後)
◆北勝海「横綱の名を汚さぬよう、これからも一生懸命稽古し、努力します」(87年夏場所後)
◆大乃国「初一念を忘れずに精進、努力し、健康に注意して横綱を一生懸命務めます」(87年秋場所後)
◆旭富士「全力を尽くして努力、精進し、健康に注意しながら心技体の充実に努めます」(90年名古屋場所後)
◆曙「横綱の地位を汚さぬよう稽古に精進します」(93年初場所後)
◆貴乃花「今後も不撓(ふとう)不屈の精神で、力士として不惜身命(ふしゃくしんみょう)を貫く所存でございます」(94年九州場所後)
◆3代目若乃花「横綱として堅忍不抜(けんにんふばつ)の精神で精進していきます」(98年夏場所後)
◆武蔵丸「横綱の名を汚さぬようショウジンタイ(心技体に精進)いたします」(99年夏場所後)
◆朝青龍「なお一層稽古に精進し、横綱として相撲道発展のために一生懸命頑張ります」(03年初場所後)
◆白鵬「横綱の地位を汚さぬよう精神一到を貫き、相撲道に精進いたします」(07年夏場所後)
◆日馬富士「横綱を自覚して全身全霊で相撲道に精進します」(12年秋場所後)
◆鶴竜「横綱の名を汚さぬよう一生懸命努力します」(14年春場所後)