中川親方が旧春日山部屋を継承、名称「中川部屋」に

立浪一門会の会合を終え帰路に就く中川親方(元前頭旭里)(写真は2010年1月)

 大相撲の年寄名跡証書の引き渡しを求める訴訟で先代親方と和解に至らず、16日に日本相撲協会を退職した元春日山親方(元幕内浜錦)が昨年10月まで率いた旧春日山部屋を、追手風部屋付きの中川親方(51=元幕内旭里、本名増田憲治、大阪府出身)が継承することが26日、関係者の話で分かった。同日の協会理事会で承認されたという。名称は「中川部屋」となる。

 元春日山親方が不適格であることを理由に師匠辞任勧告を受け、部屋が追手風部屋の預かりとなった後、計14人の力士が大量引退。中川親方は現役を続行した同部屋への移籍組の指導を続けていた。