宇良が新入幕で8勝「短いようで詰まった15日間」

宇良(左)はすくい投げで逸ノ城を下した(撮影・外山鉄司)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇26日◇エディオンアリーナ大阪

 西前頭12枚目の宇良(24=木瀬)が、新入幕場所を勝ち越して終えた。

 東前頭7枚目の逸ノ城(23=湊)に攻め込まれたが、土俵際でうまく体を開いてすくい投げ。軍配は逸ノ城に上がるも物言いがついて、行司軍配差し違えで宇良の勝利になった。

 地元大阪での入幕1場所目で8勝目を挙げ「うれしいです」。15日間の戦いについては「短いようで詰まった15日間でした。稽古場でも押しを磨いてきて、技だけでなくそういう部分も発揮できて良かった」と、成長を実感。さらに番付を上げる来場所以降に向けては「課題もたくさん見つかって、これからも厳しい戦いになるけど、また頑張りたい」と話した。