横綱白鵬(32=宮城野)が7日、東京・墨田区の同部屋でトレーニングのみの朝稽古を行った。
「最近やってなかったんでね。時期的にちょうど良かったかな」
まずはまわしをつけず短パンで姿でスクワット。トレーナーを担ぎ3回、その上に30キロのウオーターバッグを乗せて3回、さらに前頭石浦、若い衆を担いで4、5回ずつ。体感的に最大200キロ前後と思われる負荷をかける激しさだった。その後にまわしをつけ、ウオーターバッグを左右に振りながら重心を落として土俵を横断したり、重さの違う5種類のダンベルで、回数を変えて両腕を鍛えるサーキットトレーニングなども行った。
白鵬のメンタル面などを担当する大原記念労働科学研究所の内藤堅志協力研究員は「モンゴルの軍隊で見られるメニューじゃないですかね。成果を相撲に落とし込める、よく考えられたメニュー」と説明した。
先場所休場の原因となった右大腿(だいたい)筋群損傷、右母趾(ぼし)捻挫の影響を感じさせない動きに、本人の表情は明るい。出稽古の予定を問われると冗談めかして「アイ・ドント・ノー」。「まあ明日、明後日の様子を見てね」。38度目の優勝を狙う夏場所(14日初日、東京・両国国技館)へ、マイペースで仕上げていく。