照ノ富士10勝目も左足ひきずる「大丈夫です…」

照ノ富士(左)は送り出しで正代を下す(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇12日目◇25日◇東京・両国国技館

 大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)にピンチが訪れた。西前頭5枚目正代(25=時津風)を送り出しで下し、支度部屋に戻る時に異変があった。

 取組中にはそぶりも見せなかったが、表情をゆがめて付け人の肩を借りて、足を引きずりながら戻ってきた。風呂から上がり、髪を結ってもらう間に左膝をアイシングでケアした。曲げると痛いか、と聞かれると「大丈夫ですよ」とだけ答えた。しかし、支度部屋を後にする際は再び付け人の肩を借りて、足を引きずりながら会場を後にした。