高安両親感激「よく頑張った」幼少時明るい甘えん坊

高安との思い出を笑顔で語る母のビビリタさん(左)と父の栄二さん(撮影・横山健太)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇28日◇東京・両国国技館

 関脇高安(27=田子ノ浦)の大関昇進が事実上、決まった。審判部が大関昇進を諮る臨時理事会の招集を八角理事長(元横綱北勝海)に要請し、了承された。

 高安の両親も大関昇進に「よく頑張った」と感激もひとしおだった。フィリピン出身の母ビビリタさん(54)は幼少時代の関取を「明るくて甘えん坊」と述懐した。「絶対嫌だ」と相撲を拒否する高安少年を入門に導いた父栄二さん(66)は「先代親方が甘えっ子だった子どもを心の折れない強い人間につくってくれた。健康に注意して、堂々と自信みなぎる相撲を取り続けてほしい」と望んだ。