新大関高安が郷土で異例太刀持ち「いつか違う形で」

常陸山銅像前で土俵入りする稀勢の里(中央)。左は太刀持ち高安、右は露払い松鳳山(撮影・神戸崇利)

 大相撲の新大関高安(27=田子ノ浦)が11日、水戸市にある第19代横綱常陸山の像の前で土俵入りを行った横綱稀勢の里の、最後の太刀持ちを務めた。

 大関が太刀持ちを務めるのは珍しい中で、同じ茨城県出身の横綱の前とあって、実現。「郷土の大先輩の横綱の前で土俵入りできるのは、すごく感慨深いものがあった。自分もいつか、違う形で戻ってこられたらと思いました」と、次は自らが主役の横綱となって戻ってくることを誓った。