<大相撲名古屋場所>◇4日目◇12日◇愛知県体育館
休場明けの横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が連敗を免れた。
東前頭筆頭の正代(25=時津風)相手に、力強い踏み込みで右上手を取りに行く。まわしは引けなかったものの、つかまえ、さらに左も我慢強く固めて最後はねじ込むと、横綱の形。体を寄せるように前に出て寄り切った。
相撲勘が戻らず、頭の中のイメージを体現できずに苦しい土俵が続くが、朝稽古後は「ここを乗り越えてまた強くなるという思いか」という質問に「かなり、それは思います。しっかりやります」と前向きに答えていた。
前に圧力をかけ続ける相撲でつかんだ白星は、流れを変えるきっかけになるか。内容について「いいんじゃないですか」と、ひとまず静かに息をついた。