錦木が故郷に綿 復興土俵入りで稀勢の里の露払い

稀勢の里(中央)の土俵入りで露払いを務めた錦木(右)(撮影・下田雄一)

 岩手県釜石市で行われた復興土俵入りで、盛岡市出身の平幕錦木(26=伊勢ノ海)が横綱稀勢の里の露払いを務め、地元に錦を飾った。

 東日本大震災で津波の被害を受け今年4月に高台に新築された鵜住居(うのすまい)小・釜石東中の共用体育館で勇姿を披露。大役を終えた錦木は「幕内で岩手に帰り露払いをやらせていただき光栄に思う。地元の人に少しでも僕を知っていただけたらうれしい。恥ずかしかったけど皆さんに元気を与えられたと思う」とほっとした表情で振り返った。