照ノ富士が好調「腰の重さ戻して」正代、豊山と稽古

出稽古に行った時津風部屋で正代と三番稽古を取る照ノ富士(中央)(撮影・佐々木隆史)

 大相撲の大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)が2日、東京・墨田区の時津風部屋へ出稽古して秋場所(9月10日初日、東京・両国国技館)に向けて順調な仕上がりぶりを見せた。

 番付発表後初めての出稽古で、平幕の正代と8番、返り入幕の豊山と9番取り、14勝3敗と好調だった。四つに組んでからの上手投げや、寄り切りなど、体にキレもあり数字以上に内容も良く「日に日に良くなっている」と手応えをつかんだ。

 最後は179キロの豊山に、立ち合い思いっきりぶつかってもらい、正面で受け止めて土俵際で残る感覚を養った。「腰の重さを戻していきたい。腰の重さがないと照ノ富士らしくないから」と調整に余念がなかった。