稀勢の里が4個目金星配給 支度部屋で無言…動けず

逸ノ城(右)に為す術なく敗れ、腰に手を当てうつむく稀勢の里(撮影・岡本肇)

 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が今場所4個目の金星を許した。6勝1敗と好調な逸ノ城に立ち合い負けすると、そのまま後退し、力なく土俵を割った。

 横綱の金星配給1場所4個は、先場所の日馬富士以来17度目のケース。不名誉な記録と、最悪の負け方ということもあってか、支度部屋ではほぼ無言。取材陣の輪がとけると、力なくうつむき、しばらく動こうとしなかった。