やくみつる氏「大相撲錦絵」本にモンゴル語併記提案

限定150部の「大相撲錦絵 日本相撲協会 相撲博物館コレクション」発売記念イベントに出席した芝田山親方(左)と同館・土屋喜敬学芸員(撮影・加藤裕一)

 「大相撲錦絵 日本相撲協会 相撲博物館コレクション」の発売記念イベントが26日、都内の銀座蔦屋書店で行われ、同協会広報副部長の芝田山親方(元横綱大乃国)らが出席した。

 同書は、相撲博物館が所蔵する、1700年代に描かれた錦絵3000点超の中から保存状態の良いものなど249点を厳選し、掲載した。伝説の力士・雷電など著名な力士の一人立、土俵入り、取組、稽古、巡業の旅を描いたものなどを中心に、歌川派、勝川派のほか東洲斎写楽、喜多川歌麿ら浮世絵師による力作がズラリ。江戸時代の文化もうかがえる内容になっている。原板のサイズにこだわったことで、画集はA3判オールカラーの324ページ。解説書(B5判48ページ、英訳併記)がつく。

 「スイーツ親方」としても有名な芝田山親方は「例えばスイーツを100個食べても“これは!”とピンと来るのはほとんどありません。私は文字を読むのが苦手で本はちょっと…というところもありますが、この錦絵は“欲しい”とピンと来ました。何とか1つ手に入れたい」。価格は18万5000円(税別)で高額だが「高いか安いかは価値観の問題。中には“30万円でも”という方がおられるのではないか」と話した。

 イベントには好角家の漫画家やくみつる氏も参加した。錦絵のチョイスに携わった同博物館・土屋喜敬学芸員の解説に聞きながら、真剣な表情で錦絵を見つめた。「英訳表記だけでなく、ここは1つモンゴル語も併記してはいかがか」と場内の笑いを誘う一方「今、かなり深刻に悩んでます。1枚1枚、微に入り細に入って見たくなる気質でありますので。そのへんのコスパを考えると(18万5000円は)出せない額ではないかなと…」。歴史と文化のにおう“名画”の数々に感じ入っていた。

 発行は徳間書店、商品紹介はホームページhttp://www.tokuma.com/topicsinfo?tid=14956