栃ノ心(30=春日野)の平幕優勝に、角界からは栄光をたたえる声が相次いだ。
37歳だった2012年夏場所に、平幕で賜杯を抱いた友綱親方(元関脇旭天鵬)は「俺の時はぎりぎりの勝負が多かったけど、彼はほとんど圧倒している。すごいよ」と目を丸くした。
三役以上が崩れる中、主役の座を奪った姿に「見ている人に誰にでもチャンスがあると思ってもらえるんじゃないか。他の力士にも勇気を与える」と目を細めた。
同じジョージア出身で30歳の十両臥牙丸は、12歳から知り合いという。「俺が優勝したのと同じ気持ち。俺は信じていた」と興奮。08年夏場所で欧州出身力士初優勝を果たした鳴戸親方(元大関琴欧洲)は「上半身がむきむきで、下半身が安定している。さらに今場所は力が強くなった印象」と評した。
06年春場所初土俵の同期生、松鳳山は優勝が決まった一番の相手となり「昔から“化け物”だった。昔からやるのが嫌だった」と苦笑いした。