休場中の稀勢の里に横審厳しめ意見「奮起促したい」

大相撲夏場所後の横綱審議委員会を終えて会見する北村委員長(撮影・小沢裕)

 横綱審議委員会の定例会が28日、東京・両国国技館で開かれた。横綱としては歴代最長タイの7場所連続休場中の稀勢の里(31=田子ノ浦)について、北村委員長は「きちっと体をつくって心身ともに自信を持てるようになって出てきてほしい」と従来通り、次に出場する場所までは静観の予定。一方で出場した上で成績不振などの場合は「(注意、激励などを決議する)可能性はあります」と話した。

 一方で岡本委員は「何のために休んでいるのか」、山内委員は「奮起を促したい」などと従来よりも厳しめの意見も出ていた。