稀勢の里、稽古で高安に10勝も相撲勘は「まぁまぁ」

ぶつかり稽古で高安(手前)を土俵上に転がす稀勢の里

 7場所連続休場中の横綱稀勢の里が27日、名古屋市の部屋で弟弟子の大関高安との三番稽古を再開した。

 左を差して右上手を取って寄り切る攻めを中心に12番取って10勝。高安の豪快な上手投げをもらい、右肩付近を土俵に強く打ち付ける場面では顔をしかめたが大事には至らなかった。相撲勘については「まぁまぁ」と多くは語らなかったが29、30日の二所ノ関一門の連合稽古に向けて準備を進めた。