八角理事長「場所は長い」稀勢の里の心境を思いやる

協会あいさつ 前列左から稀勢の里、鶴竜、八角理事長、白鵬、高安、中列左から御嶽海、豪栄道、栃ノ心、逸ノ城、後列左から玉鷲、貴景勝(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇初日◇9日◇東京・両国国技館

8場所連続休場から、進退を懸けて臨んだ横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が、白星発進した。左を差す得意の形で、東前頭筆頭の勢を寄り切る完勝。本場所の白星は1月の初場所2日目で北勝富士に勝って以来、237日ぶり。

八角理事長(元横綱北勝海)のコメント 稀勢の里は、まず強く当たるんだという気持ちが強かったのだろう。左を差すことにも集中して、立ち合いから圧力もあったし相撲の流れが良かった。開き直って取れたのだろう。ただ場所は長い。本人は安心していないと思う。