鶴竜油断なし7連勝「明日でまだ半分」正代突き押し

鶴竜(左)は押し出しで正代を下す(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇7日目◇15日◇東京・両国国技館

横綱鶴竜(33=井筒)は危なげなく全勝を守った。

まわしに触れず、突き押しだけで正代を退けた。「組めれば組んでいいし、組めなかったら突きでいこうと思っていた」とオールラウンダーの真骨頂を発揮。正代には普段から出稽古で胸を出しているからこそ「よく稽古してる相手だから、油断しないようにね」と慎重だった。抜群の安定感を見せての7連勝。「明日でまだ半分。これからという感じ」。気の緩みはかけらもない。