千賀ノ浦部屋が稽古再開、貴乃花部屋力士は姿なし

千賀ノ浦部屋での稽古の様子(撮影・佐藤礼征)

大相撲の千賀ノ浦部屋が1日、都内で稽古を再開した。

この日、貴乃花部屋に所属する力士の姿はなく、東前頭14枚目隆の勝(23)ら千賀ノ浦部屋の力士のみで稽古は行われた。貴乃花部屋に所属する力士らの引っ越しは、明日2日の午前中に行われる予定だ。

千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は「急な話だったが(部屋は)全部掃除して、空けてある」と迎え入れる準備は整えている。小結貴景勝(22)、東前頭貴ノ岩(28)は千賀ノ浦部屋の近所に自室を構えるが、同じく関取の西十両5枚目貴源治(21)については「ここで住む予定だが、まだはっきりはしていない」と説明した。

育てる力士が倍増し、責任感が増している。「目を光らせて、厳しく見ながら指導できれば」。これまで抱えていた関取は隆の勝だけ。貴乃花部屋の関取衆3人が加わることによって「隆の勝にとっても良い稽古相手ができた。これで出稽古にいかなくても済むのでは」と好影響を期待した。