一人横綱の稀勢の里が連敗、妙義龍に金星許す

九州場所 妙義龍に寄り倒しで敗れる稀勢の里(手前)(撮影・栗木一考)

<大相撲九州場所>◇2日目◇12日◇福岡国際センター

初の一人横綱として臨んだ稀勢の里(32=田子ノ浦)が初日から連敗を喫した。過去16勝4敗と得意にしていた前頭筆頭の妙義龍(32=境川)に寄り倒され、金星を許してしまった。

11日の初日は小結貴景勝に敗れて黒星発進。支度部屋では、2度「そうですね」と答えた以外は無言で悔しさを募らせていた。今場所は白鵬と鶴竜が休場し、優勝争いや、9場所ぶりに皆勤して10勝5敗だった9月の秋場所以上の成績が求められている。場所前も順調に稽古を積んできただけに、ここで波に乗り、横綱の責任を果たしたいところだったが、悪い流れを止められなかった。

明日13日の3日目は前頭筆頭の北勝富士(26=八角)と対戦する。