芝田山広報部長「励みになった」貴景勝が若手の手本

芝田山親方(2018年1月13日撮影)

激動の1年が過ぎた日本相撲協会は28日、東京・両国国技館内の事務所で仕事納めを迎えた。

報道陣に取材対応した芝田山広報部長(元横綱大乃国)は、今年4月から広報部長に就任。その4月の春巡業中に、人命救護のため土俵に女性が上がった事例などを振り返り「女性と土俵問題やガバナンス、コンプライアンスなど、いろいろなことが春からあったが、そんな中、八角理事長が指揮をとりながら執行部、協会員で乗り切ったのではないかと思う」と語った。

本場所については「自分は29歳になる前に引退した。それを考えれば(全員が32歳以上の今の3横綱は)故障があっても頑張っていると思う。その中で若手も出てきたが、もっと20歳前後で関取、幕内を目指す若手がどんどん出てきてほしい」と総括。その若手筆頭格として、九州場所で初優勝した貴景勝の名前を挙げ「上背はなく横幅のある貴景勝が、あれだけの相撲をとったのは、背はなくても(活躍できる)という、いい証明になり(他の若手力士への)励みになったのでは」と評価した。

暴力事件など不祥事が多発した角界だが、本場所の90日間、全て満員御礼の盛況ぶり。「ありがたいこと。(満員御礼の)旗が下がるというのは皆さんが、目を向けてくれているということ。それに甘んじることなく足を地につけて、新しい場所に協会員一丸となって向かって行きたい」と新年に向けた抱負を語った。