千代の国が1敗死守、立ち合い想定外も冷静に対応

1敗を死守し支度部屋で髪を整える千代の国(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇8日目◇20日◇東京・両国国技館

東前頭15枚目千代の国(28=九重)が土俵際のはたき込みで東前頭12枚目輝を破り、1敗を守った。

立ち合いは、相手のもろ手突きに「ビックリした」と想定外だった。だが相手の動きは「見えていた」と冷静に対応。押し込まれたが最後はいなして逆転した。

左肘の故障などで昨年夏場所以来、8カ月も勝ち越していないが「けがも治ってきて稽古もできている。怖いところがないと思い切りいける」と、復調に自信を深めていた。