幕下野上が連敗、勝ち越し目指して「集中する」

千代栄(左)に肩透かしで敗れる野上(撮影・河田真司)

<大相撲春場所>◇8日目◇17日◇エディオンアリーナ大阪

青森県五所川原市出身の東幕下17枚目野上(28=尾車)が17日、連敗となる2敗目を喫した。

4番相撲で過去4勝1敗と優勢だった西15枚目千代栄(28=九重)に、肩透かしで敗れた。左からうまく攻められ「相手もしっかり考えながら取ってきた。今日はしてやられたと思う」と、完敗を認めた。これで今場所の星は2勝2敗。小4から3年連続でわんぱく横綱になるなど、輝かしい経歴を持つ。90年生まれ。年齢は若手から中堅に差し掛かった。「残りも一番一番集中してやります」と、今後の十両昇進につながる勝ち越しを目指し、気を引き締めた。