豊ノ島10敗目で幕内残留絶望的 納得いく相撲を

大相撲春場所13日目 佐田の海(左)が寄り切って豊ノ島に勝利(撮影・奥田泰也)

<大相撲春場所>◇13日目◇22日◇エディオンアリーナ大阪

16場所ぶりに幕内の土俵に復帰した西前頭14枚目の豊ノ島(35=時津風)だが、来場所は十両からの出直しを強いられそうだ。この日も敗れ3連敗。星は3勝10敗となり、下に番付2枚半を残している幕内残留は絶望的となった。

この日は東前頭9枚目の佐田の海(31=境川)と対戦。左を差し込み右ものぞかせたが、佐田の海に十分の右上手を引きつけられた。窮屈な体勢で引きつけられ、相手の寄り身にズルズル後退。体が反ってしまう劣勢でも、何とか腹をつきだし、右上手一本でうっちゃろうとしたが、万全の体勢で寄る佐田の海に体を預けられ、そのまま寄り切られた。

支度部屋に戻り風呂で汗を流し、自分の明け荷に戻ると、珍しく報道陣に背を向けたまま、マゲを結ってもらった。十両陥落が決定的になった悔しさか、相撲に全神経を注いだためコメントを発することを控えたのか。いずれにせよ、場所は残り2番。以前に話していた「負けても納得がいく相撲を取る」ことに集中して、千秋楽まで土俵を全うする。