元十両の彩豪・墨谷一義さん死去 不整脈で発作か

元十両彩豪さん

大相撲の元十両彩豪(さいごう)の墨谷一義さんが6日に死去した。43歳。遺族が7日、明らかにした。

墨谷さんは6日午前、東京・台東区の会社事務所で倒れ、救急車で運ばれた先の病院で死去。詳しい原因は検査中だが、不整脈からくる心臓発作があったとみられている。

墨谷さんは1991年に元関脇富士桜の中村部屋に入門。95年九州場所で、中村部屋第1号の関取となり、しこ名を本名から「彩豪」に改めた。十両在位は11場所で、最高位は西5枚目。2005年1月に引退した後は、会社を興し、近年はさいたま市巡業の勧進元も務めていた。

元富士桜の中沢栄男さんは「連絡をもらってびっくりした。部屋の関取第1号で思い出が一番でいっぱいある。まじめでよく稽古したし、辞めてからも会社を興し、巡業の勧進元までやってくれた。まだ若いのに、残念で寂しい」と話している。

通夜・葬儀の日程は以下の通り。場所は、長敬寺(東京都台東区西浅草1の2の7)。喪主は妻の墨谷倫子さん。

▽通夜 14日午後6~7時

▽葬儀 15日午後1~2時