栃ノ心、巡業で大雪に「ビックリした」珍体験も告白

栃ノ心(2019年4月4日撮影)

大相撲夏場所(5月12日初日、東京・両国国技館)で、大関から陥落することが決まっている栃ノ心(31=春日野)が10日、東京・八王子市で行われた春巡業の朝稽古で精力的に汗を流した。

小結御嶽海と4番、前頭朝乃山と7番、計11番取って全勝。大関返り咲きには、夏場所で10勝以上が必要になるが「調子はいいよ」と、明るい表情で話した。

好調の理由については「何がいいのか分からないけど」と、不明だというが「いつも通りにやっている。特別なことは何もしていない」と、自然体で状態が上向いているとあって、自信を取り戻したように、笑顔を交えて話した。

この日、巡業が行われた会場の外は大雪だった。ジョージア出身とあって、寒さには強いはずの栃ノ心も「ビックリした。4月なのに。寒いね~」と、こたえた様子。

それでも「ジョージアでは1度、5月6日に雪が降ったことがあった。5月6日が特別な日(祝日と同義)だから、今でも覚えてる。季節は日本と同じような感じだから、あの時もビックリしたな」と、さらに珍しい体験を告白していた。