貴景勝「15日間全部勝つ」白鵬以来の新大関V目標

「令和を代表する力士になりたい…」新番付を手に抱負を語る貴景勝(撮影・酒井清司)

日本相撲協会は30日、夏場所(5月12日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。都内で会見を行った新大関貴景勝(22=千賀ノ浦)は、自身のしこ名が大きくなった番付表を確認し「身が引き締まる思い。小さい頃からのあこがれだったし、大関になった実感が湧いた」と話した。

夏場所は元号が「令和」になって初めて迎える本場所。「新大関という区切りのいい場所で、令和最初の場所でいいスタートを切りたい。新しい時代を代表するような力士になりたい」と、凛々(りり)しく語った。

初優勝した昨年の九州場所から、大関昇進を決めた3月の春場所まで、並々ならぬ重圧を経験した。「この3場所で、自分の中でひとつつかめた感覚がある」と貴景勝。新大関の場所で優勝となれば、06年夏場所の白鵬以来となる。「15日間全部勝つこと」を目標に掲げるが、まずは全力を尽くすことが最優先事項。「そんなに甘くないので、勝ちたいというのはあるけど、まずは力を出し切りたい」と、地に足をつけた。

この日が平成最後の日。時代を超えていく中で、大相撲の長い歴史を受け継ぐ自覚も示した。「昔からの伝統が受け継がれて(自分も)ちょんまげにしている。そこは理解して、前の時代でやってきたことを令和でもやっていきたい」。22歳の若武者は、夏場所でも主役に躍り出る。