貴景勝の取組に高田川審判長「万全じゃなきゃダメ」

再出場の貴景勝は碧山に敗れ支度部屋で右膝に手をやりながら髪を整える(撮影・小沢裕) 

<大相撲夏場所>◇8日目◇19日◇両国国技館

右膝のケガを抱えながら再出場した大関貴景勝(22=千賀ノ浦)は、碧山の立ち合い変化についていけず、はたき込まれた。

土俵下で取組を見た高田川審判長(元関脇安芸乃島)は「痛々しく仕切っていたから、相手はやりづらい。土俵に立つということは、万全だから立つ。万全じゃなく立つのはダメ。相手がいることですからね。残りも出て、戦っていくなら、痛々しく見える所作はしないことですね」と指摘した。