貴景勝「段階を踏んで」実戦稽古は初日5日前目安

朝稽古で三段目力士に対して胸を出す貴景勝=(撮影・佐藤礼征)

大相撲夏場所で右膝を負傷して途中休場した大関貴景勝(22=千賀ノ浦)が、かど番となる名古屋場所(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)に向けて調整のペースアップを印象づけた。

本場所10日前となった27日、愛知・瀬戸市の尾車部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古には参加せず、名古屋市の部屋で稽古を行った。四股やスクワット、すり足に加えて、この日から対人の稽古を開始。幕下力士に立ち合いの確認で6度当たり、ぶつかり稽古でも三段目力士に約1分間胸を出した。

「負荷は5、6、7割。(全力を)出そうと思えば出せるけど、ならしていく感じです」

稽古中は雨が降りしきったが、気圧などの影響により違和感が生じるという右膝は「朝起きたときから調子は悪くなかった」とうなずいた。

相撲を取る実践的な稽古の開始は、場所初日の5日前を目安としている。2場所での大関陥落を回避したい22歳は「段階を踏んでいかないといけない」と、神妙な面持ちで話した。