朝乃山「物言いがつかないように」因縁栃ノ心に快勝

栃ノ心(左)を寄り切りで破る朝乃山(撮影・前岡正明)

<大相撲名古屋場所>◇5日目◇11日◇ドルフィンズアリーナ

朝乃山(25=高砂)は因縁の栃ノ心に快勝した。

ここ一番で繰り出す頭からぶつかる立ち合いで、右を差し、左上手を取ると一気に寄り切り。先場所は6分近い物言いの末に勝った相手だけに「物言いがつかないように取りたかった。自分の相撲を取れた」とうなずいた。先場所の白星は微妙な判定が物議を醸したが、栃ノ心は同じ右四つで参考にしており「相撲の幅が広がる」と今場所初めて上手を取り、今後の成長を確信していた。