大鵬の孫納谷が負け越し「我慢しきれなくて引いた」

武将山(奥)は納谷を突き落としで破る(撮影・前岡正明)

<大相撲名古屋場所>◇12日目◇18日◇ドルフィンズアリーナ

元横綱大鵬の孫、西幕下6枚目納谷(19=大嶽)が6番相撲で東幕下9枚目武将山(23=藤島)に敗れ、今場所の負け越しが決まった。2勝4敗。

立ち合いから猛然と前に出たが、突っ張り合いの末、我慢できずに引いてしまった。「最後は我慢しきれなくて引いてしまった」と肩を落とした。

幕下10枚目圏内は今場所が初めてだった。「戦う相手はそんなに変わらないけど、違うなと思うところはあった。一番に懸ける思いとか、スキがない」。連続勝ち越しは4場所でストップ。それでも白星を挙げた2番を含めて、確かな手応えがある。「今日もいい相撲は取れていた。不完全燃焼というのはない」と前を向いた。