時栄「やばいと思ったけど」序二段優勝、十両目指す

時栄(右)が誉富士を破り序二段優勝を決める(撮影・奥田泰也)

<大相撲名古屋場所>◇13日目◇19日◇ドルフィンズアリーナ

序二段優勝を西44枚目時栄(22=時津風)が手にした。幕内経験者の誉富士との全勝対決となり、圧力に耐えて寄り切った。「必死でした。小手に振られたときは“やばい”と思ったけど、受けたら絶対勝てないので」。

大学相撲の強豪・東農大から角界入りし、今年春場所で初土俵。今場所は、序ノ口デビューだった夏場所で敗れた元高校横綱・北の若に4番相撲でリベンジしたことで「気持ちが乗ってきた」という。目標は入門1年での十両昇進。「目の前のことをしっかりやります」と話した。