巡業部長が「吉本騒動」引き合いに訓示、写真に注意

幕内力士らに訓示を行う春日野巡業部長(右から2番目)(撮影・佐藤礼征)

大相撲夏巡業が28日、岐阜市で始まり、春日野巡業部長が(元関脇栃乃和歌)が幕内力士らに対して“吉本問題”を引き合いに訓示を行った。

訓示の様子は非公開で行われたが、巡業部の入間川親方(元関脇栃司)によると「(吉本興業が)いまお騒がせしているような、誤解を生じるような写真」などに、細心の注意を払うよう注意喚起があったという。吉本興業をめぐる闇営業騒動の発端は、写真週刊誌による報道。巡業先で外出する際、一般人が撮影した写真がトラブルの元になる可能性がある。入間川親方は「ファンサービスであっても、相手次第では交友関係として捉えられることもある」と続けた。

訓示を受けて、力士会の会長でもある横綱鶴竜(33=井筒)は「『自分の行動に責任を持ってください』ってこと。パシャって撮られてもちゃんとして、外出先でも力士らしくするということ」とした。