荒磯親方が綱打ち「ちょんまげがなくなるの寂しい」

完成したばかりの綱を締めて、雲竜型の土俵入りを確認する荒磯親方(撮影・高田文太)

元横綱稀勢の里の荒磯親方(33)が24日、都内の田子ノ浦部屋で引退相撲(9月29日、東京・両国国技館)に向けた最後の綱打ちを行った。

「自分が先代(元鳴戸親方=元横綱隆の里)の綱を見て育ったので。無理を言って」と珍しく2本作り、1本は後進が目にできるところに保存し、もう1本を引退相撲で使用する。「ちょんまげがなくなるのは、さみしい。(横綱は)つらいこともあったけど、良いことも多かった」と振り返っていた。