遠藤先輩、決定戦で会いましょう-。日本相撲協会は26日、秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表。
名古屋場所で十両優勝した剣翔(28=追手風)が新入幕を果たした。日大の1学年上の小結遠藤を追いかけるように入門して5年半。兄弟子の番付に追いつき、追い越すことを目標に、追手風部屋同士の優勝決定戦を目標に掲げた。
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剣翔が夢を1つかなえた。3年半、連続22場所在位した十両のトンネルを抜け出し「長かった。ここがスタートライン。番付の上の方に自分の名前が載るのが夢だったのでうれしい」と笑顔を浮かべた。
兄弟子の遠藤に追いつけ追い越せだ。大学時代から尊敬の念を抱き、稽古場でのストイックな姿勢は今でも手本。4年前に行われた新十両昇進時の会見では「人気、実力ともに遠藤関を超えたい」と対抗意識を燃やしていたが、この日は「あのときは調子こいていた。人気は無理。大関になって勝てるかな…くらい」と低姿勢。ただ、実力面では「遠藤関の番付を抜きたい」と諦めていない。
幕内でも観客の関心を引く相撲を目指す。「何をするか想像つくのがイヤ。『おっ』と思われる相撲を取って盛り上げたい」。184センチ、175キロと大柄で、直近2~3年の相手の取組を入念に研究する理論派。立ち合いは10種類以上の形があり、相手によって変幻自在に使い分ける。秋場所では勝ち越しが目標だが、将来的にはさらに高みを目指す。「夢を語っちゃうと、遠藤関と優勝決定戦でやりたい。追手風部屋で優勝争いするのが夢。遠い夢だけど、ありえないことではない」。まずは秋場所での飛躍を目指す。【佐藤礼征】